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第4章 告白

ソウタさんの話は、こうだ







４年前



アイルが１７歳



高３になったばかりのころ。








当時からアイルは動物の世話が大好きで
よくソウタさんの勤めていた動物病院に
出入りしていた






動物関係の道に進むために
色んなことを習ったり手伝っていた





今よりもうんと明るく
天真爛漫で誰からも好かれる
可愛い女の子だったそうだ。






風の噂でアイルに彼氏ができたそうだが

巷でその彼氏の評判は

お世辞にも良くはなかったようだ・・・





実際、アイルが押し切られる形で
交際に至ったのだとか





ソウタさんも、顔くらいは知っているが
アイルがその相手を連れてきたり
紹介されたことはなかったそうだ






そんなある日



アイルが病院に飛び込んできた





どうしたのかと聞くと





彼氏がケガしたネコを拾ったから見に行く


もしも重傷なら連れてくるから診てほしい





と言われたそうだ。








ソウタさんは快諾してアイルを見送った




アイルは哺乳瓶やミルク
タオルにガーゼやらをまとめて
すぐに向かったそう






ソウタさんが待っても待っても
アイルは戻らず





連絡もないので大丈夫だったのだろうと思い
ソウタさんも帰宅した。







翌日……
とんでもない知らせが届くことも知らずに・・・