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Best name
第32章 最高の名前
【3年後】




オレは、アイルと…
そして周りの人達と


オレとアイルは

〃変わらぬ日々〃を送っていた。


変わらない…ささやかな
幸せな日常を…。



何も変わらない、幸せな日々…


















いや・・・




それは……






少し…ウソだな?






変わったことも、ある。







オレは、マツオカ先輩の力添えもあり
実業団をもつ企業に転職していた。

選手としてではない

一般社員として
仕事をしつつ、コーチングをしたり
トレーナーとして選手をサポートしたり。


その傍ら、個人として
ケガをしない体造りなど…
勉強を重ねて、今では生意気に
本を書かせてもらったりして


結構、忙しく
充実した日々を送っている。


そして何より

先輩のもつ
あのチームにずっと籍をおいていて
選手さながらでプレーしている。



『現役選手、顔負けで選手している』



と、アイルは言ってくれている。




オレが転身を悩む時も
アイルは側で、その能力を発揮してみせた。






(これは勿論まだオレの心の内の話だけど)



いつか……この先いつか

そう遠くない未来で…

オレがアイルをちゃんと
養っていかなきゃならない時がきっと来る。

そんな時に…転職なんかして



もしもうまくなければ……




そんな風に悩み続けたオレに…




アイルは…
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