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第32章 最高の名前
『フゥ~・・・』

ソウタさんが大きくため息をついて
アイルに歩み寄った。





『アイル・・・・・・もうやめなさい?』


『ごめんなさい・・・』





『~…ごめんなさい・・・は

もうやめようアイル…?
お前は…何も悪いことしていない。

~ホラ、リョウキが困ってるぞ。
さぁ・・・もうやめよう』




『~っ・・・・・うっ・・・』




『よ~しよし・・・疲れたろうアイル~?

オマエ~・・・マジメ過ぎんぞ~…ったく』




ソウタさんが

アイルを無理矢理起こして

ソファに……自分の隣に座らせた。




そしてアイルが落ち着くまで
背をさすり続ける。




アイルを・・・しっかり抱きしめて

疲れを感じさせまいと

アイルに微笑んで。







ソウタさんのが・・・よっぽど親らしい。






これが親だ。






オレは・・・そんな

ソウタさんの姿をながめていた。






『アイル~?…すまなかったな…。

お母さんに・・・ひどいことを言って』






アイルが泣き止み

呼吸も落ち着くと

ソウタさんがこう言った。






ソウタさんは

心が大忙しだったろうな。





アイルを思えば

あの母親を憎く思うのは当然。





そんな責めたくなる母親も

アイルにとっては

大切な・・・大好きなお母さん。





激しく罵倒なんか…出来ない。




逆に母親を庇ったりと・・・・・・忙しない。




『ううん・・・。いいの・・・。

なんか・・・私わかってた。

かえって・・・・・・ふっきれちゃった…』





『・・・そうか』





アイルの言葉を

ただただ受け止めて



ソウタさんはそっと…アイルをはなした。




そして…アイルと真っ直ぐ向き合い

重大な話を始めた。






おそらくは・・・

アイルが来る前に






オレにしようとした話・・・。
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