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第32章 最高の名前
『あ……すみません。結局こんな話に…』

『ご……ごめんなさい…』



アイルとお父さん

揃ってオレとソウタさんに頭を下げてくる。



息ピッタリ?



チョット・・・オモシロイ?かも…(笑)






『いえ、とんでもない。

そういう時間がもてなければ

意味がないですよケイタロウさん』




『オレも激しく同感です(笑)』







『ぁ・・・パパ

ロスに行くって?…どれくらい?』




『?』




『…そのぉ・・・・・・次

会えるとしたら・・・って』




『何だアイル?…何かあるのか?』




『ぇ・・・、う~…んと』



『~…少し未定だけど、そうすぐには

1ヶ月2ヶ月じゃ戻れないから

何か・・・あるな言いなさい?』





『ぅ・・・と、私・・・えっと……』



アイルが急に神妙な面持ちになり

ソウタさんをチラチラと見て助けを求める。






『あの…ケイタロウさん

こちらも……このような場で
話すことではないかとは思いますが…。

僕からも、お話が・・・・・・・・
折り入って相談があります』








ソウタさんがするのは・・・・・・あの話だろう。







養子縁組の話…。




おそらくソウタさんは

アイルのお父さんの話を聞いて

(特に母親の話は)



そしてアイルと父親の様子を見て

撤回・・・・・・じゃないが

少なからず迷いは生じたのだと思う。



だけど

次いつ会えるかわからないお父さんに



何よりアイルが持ちかけたのを見て

相談だけはしておこう、と

話をしたのだった。







お父さんは、さすがに驚いてはいたけど




・・・・・・・・あっさり




あっさり過ぎるくらい



あっさりと快諾してくれたのだった。






〃娘が望むなら〃・・・と。






ちなみに現状の法律上



縁組をしても

実親との親族関係が切れるわけじゃない

(やり方にもよるみたいだが)

と言うことも決め手だったと思う。





変な言い方だけど

アイルはお父さんの方の戸籍からは

すでに抜けているから

と言うのもあるのだろうか。
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