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運命の人
第3章 結婚生活
何事もなかったかのようには、振る舞えない私と旦那は、ギクシャクしていた

やっぱり、自分から求めてはいけないんだと痛感する

思っていた以上に、傷ついた自分にも対処できない

もう、嫌われてもいいと思っていたのに。。。

現実は、まだどこかで期待していたのかもしれない

求め合うように、激しくセックスしたい。。。

旦那には、無理なんだろう

あの寂しくて悲しいセックスはもう、したくない

限界だった

シャワーを浴びながら、イライラしてくる

旦那は、女だってセックスしたいと思う日があるなんて理解できないだろう。。。

昼間の健人との出来事を思い出していく

健人の匂いに近づくと、クラクラしすぎる

あのきれいな指にふれてほしい。。。

健人を思い出しながら、自分を慰めていく

声に出して呼べない名前は、心でしか呼べない。。。

どうせ、旦那は聞いていないと思いシャワーの音で消しながら、小さな声が漏れてしまう。。。


「はぁっ。。。ぅっ。。。健人。。。っ。。。」


体がいくらか落ち着いていく

シャワーから出ると、旦那は先に寝たようだった

どこか安心する私と、やはり求められていないことを虚しく思う私がいた

寝室は、シングルベッドを2つ、くっつけてある

ダブルは狭いからとシングルにしたのだ

境目はないが、やはりダブルと違って距離は感じる

お互いに背を向けて眠ると、やはり別々に寝ているのだと実感させられる

寂しくて、くっついて寝たい日もあった


「狭いだろ?」


1度、甘えてみた時に、背中は完全に拒絶していたのが忘れられない

樹に背中を向けて眠る

何も起きないし、求めてはいかない

ただ、抱きしめてほしいだけの日もあるのに。。。

きっとずっと気づかないだろう。。。

この結婚生活に、諦めていたはずなのに。。。?

諦めきれていない、惨めな私がいたんだな。。。

うとうとしながら、結婚生活について考えてみる

結婚して、1年くらいは喧嘩ばかりだった

お互いの家庭環境の違いが大きくて、些細なことで、喧嘩していた

食事の時間、お風呂の時間、くつの並べ方、細かい全てがお互いに気になっては衝突していた

時間が経つにつれて、生活の歯車が回り出して、喧嘩も減っていった



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