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運命の人
第8章 離婚
「携帯、壊れて。。。

電話かけられなかったの

健人っ。。。逢いたい。。。」


「美海?今、どこ?

今日、図書館は休みだろ?」


「家。。。

でも、出られないの。。。」


「何で?」


「外から鍵をかけられてて。。。」


「とりあえず、行くよ。。。

住所、教えて?」


「健人っ。。。助けて。。。?

怖いよ。。。」


「美海?迎えに行くから。。。

出かける準備しておいて。。。?」


「っ。。。うん。。。」


「必ず、拐ってやるよ。。。」


「うん。。。」


昨日、樹は最後まではしなかった

でも、今夜はわからない

また、叩かれるかもしれない

樹が怖い。。。

2、3日分の服をトランクに詰めていく

化粧品や、必要最低限のものを詰めていく

着替えて、鏡を見ると顔がヤバい。。。

深い帽子をかぶり、顔を隠す

チャイムが鳴り、インターホンを見ると、健人がいた


「健人っ?」


「美海?」


「リビングに鍵がかかっていて、玄関に出られないの。。。」


「家の鍵はある?」


かばんを見ると、財布はなかったが鍵はあった


「あるわ。。。」


「下にまわるから、ベランダから投げられる?」


ここは、4階だ。。。

ベランダから投げても、下は見える


「やってみる。。。」


ベランダに出ると、下は誰もいない

鍵をタオルにくるみ、クッションになるようにする

健人が現れたのを確認して、鏡を投げた

まっすぐ、落ちたタオルを、健人が拾った

程なくして、玄関がガチャンと開いた音が聞こえた

リビングの扉の向こうに健人がいる

早く逢いたい。。。

健人は、何か工具で鍵を壊しているみたいだった

10分がとても長く感じた

ようやく、鍵が外れると健人が見えた

抱きしめられていくと、安心する


「っ。。。その顔。。。どうした?

体中も。。。?」


「私が悪いのよ。。。仕方ないわ。。。」


「とにかかく、早く出よう?」


荷物を持ち、家を出た

健人の車に乗ると、安心したのか、涙が流れていく


「美海。。。?」


ギュッと抱きしめられていくと、安心する


「健人。。。ごめんね。。。?」


「心配したよ。。。」


「迷惑だよね。。。」


「迷惑じゃない。。。」




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