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紅
第1章 第一章
コンコン
「はい。」
「美紅嬢、朝です。皆既に集まっています。」
私専属の紅葉コウヨウは紅きっての頭が良い奴。
そして、誰に対しても敬語を使う。
ただ、怒らせると恐いらしい。
「分かった。直ぐに用意をする。紅葉先に行って待っておけ。」
私が言葉を発すると、ドアの外で御意と言う声が聞こえ直ぐに居なくなったのが分かった。
私も制服に着替え終わると朝、幹部達と組員達と一緒に食べる部屋へとやってきた。
私の姿を見るとお辞儀をし朝の挨拶をする。
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