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実録!出会ってみた人妻!
第8章 あやなのダンナ啓吾(40)
「なんでそうなるんよ。
 ワタシは、痛いって、優しく舐めてって言っただけやん。
 やめてとは言ってないやん」



 ワタシは泣きながら、叫んだわ。
 顔を隠して泣き喚いたわ。
 ちなみに顔を隠したのは、泣き顔が衝撃的にブスだと自覚しているからよ。



「啓吾はずっとそうやった。
 ワタシがなんか言ったらすぐ拗ねるやん。
 啓吾のちんちんに満足したことなんか、
 一度もなかった。
 ワタシがなにか伝えても聞きもしない。
 いつも自分ばっかりやった。
 啓吾のセックスは、ほんまに不満しかなかった」



  

 最後の最後で、ワタシはついに言ってやったわ。




 啓吾は黙ってた。
 どんな顔してたかしら。
 見たらきっと辛くなっただろうから、見なくてよかったわ。




 ワタシが寝落ちする寸前…
 啓吾はワタシがもうとっくに寝てると思ってたんでしょうね。
 ワタシの髪を後ろから撫でながら、小さい声で呟いたわ。




「すまんかったなぁ…」


 
 
 …あれは、夢だったのかしら。






 
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