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第15章 嘘つきあやな(25)

　昼過ぎにようやく目覚め、シーツを洗濯して風呂を掃除して、服を着替えようとクローゼットを開けたとき。

　昨日テッペイが「似合う？」と聞いたブラの間に、テッペイの名刺が差し込んであったことに気付いて…


　ワタシは思わず悲鳴を上げちゃったわ。


　名刺の裏には、ペンで何かのIDが書かれてた。
　LINE検索してもヒットせず。
　インスタグラムで検索したら、見事、テッペイのアカウントがヒットしたの。



　ワタシはベランダで煙草を吸いながら、ワタシの知らないテッペイを覗き見したわ。