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第2章 一方、弘海サイド・・・・大学～就職そして不倫、帰郷

そんな事を考えたら無性に楽器が吹きたくなってきて市民吹奏楽団の見学に行きその場で入団届を書いた。


全ての事情を知る姉にも

「夢中になれる事があるんならやれば良いじゃん、まだ若いし出逢いもあるかもよ～」


と笑いながら言われたが男との出逢いなんて全く眼中になかった・・・




残り少ない貯金をはたいて頭金にしてクラリネットを買い仕事が終わったら毎日のように練習した



夢中になることで全てを忘れられるような気がしたのだと思う