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第5章 お試しｰ秘書部長

中には上手い人も居るって聞くけど、私の経験上は普通‥
キスして身体を弄って、ペニスを挿入し出したら終わり。


これが普通だと私だって思う‥
それが愛あるセックスか？
そう問われたら、好きだからセックスをすると答えるしか無い。



「幾ら何でも処女では無いだろう？」


「それは！
・・・違います・・・」


「・・・
なるほどな、ヤりたい盛りの男が満足するだけのセックスか？
マグロは楽で良い」


「そんなっ！」


思いっ切り否定したいけど‥‥‥出来ない‥
だって樹部長の言う通り、私からリアクションを起こした事は殆ど‥‥無い。


だって男性リードというか‥変に手を出したら、遊んでる女って思われるじゃないの・・



「はぁ―
仕方無い、お試しくらいしてやる‥
勿論相手は俺だ、その様子だとまだまだ表には出せん」


「・・・・・へっ？」


お試しって‥
相手は俺って‥‥


もしかして樹部長とセックスするって事！？


会って話してまだ数時間、たったこれだけで、この展開はなに！？！？