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淫の館
第9章 水の躾

ッハッ…

ググッ…

目覚めれば、体重が腕と膝に一気に掛かる。

まだ括られたままだと気づいた。

視線は立っている時と同じ高さ。

まだ試練の間にいて、館主様が正面で胡座をかいていた。

「気づいたか…」

「水の躾は終わったのですね。」

「ああ、そうだ。だが、また悪いものが出てきたようだな。だから吊るしたままだ。」

沢山の視線を感じる…

館主様より側に、脚の下に、沢山の弟子たちが車座になって座っていた。
私の秘部を黙って見上げていたのだ。

初日に吊るされたのを思い出す。皆、黙って見ているのは同じだが、
今日はあからさまに一点を見つめ、口にはしないものの、表情が全てを告げていた。

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