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淫の館
第12章 土の躾

ユキがそっと腰を上げて着物を整え正座する。
力を失い白濁を纏うものをまた、手で包みこんだのだ。

優しく労るようにそれを擦りあげて、残汁を絞りあげていく。

館主様は苦悶の呻きをあげそれに応え、もう一度達したかと思うほどの白濁を迸らせた。

「さあ、ユキの咎めを下に教えてやりなさい。」

ユキはコクリと頷いて、手についた白濁を舐め取ってから、私の方に向けた。

「私は、館主様を気持ちよくするために手指に咎めをいただきました。」

ユキの全ての指の腹には、丸いシルバーピアスが埋まっていた。

『咎め』と皆が言っているが、自慢の部分や技を褒め称えて施されているのだ。

どの女性も咎めを披露するとき、嬉しそうにしている。

カナが大事な所を封じられているのを見て、男にだらしないから罰として受けたものだと捉えてしまった。

だから、その後の女性も罰なのではないかと考えた。

ミサにしても、全ての女性が、館主様に愛されたくて自らを捧げているのだ。

そうだとしても、私は咎めを受け入れられるのだろうか。

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