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淫の館
第15章 火の躾 二週目

「おはようございます。」

また1日が始まる。

結局明けを知らずに自室に戻り、朝食に呼ばれるまで目覚めることはなかった。

館主様と顔を合わせるのが気恥ずかしかったけれど、何ともない食事の話でごまかした。


「ユウよく来たな。」

また石畳の躾中に次の女性が来た。

「はい、館主様。」

ユウが喋るとカチャカチャとくぐもった音がした。

一度深い口付けを交わした後、館主様は作務衣を脱いで寝そべった。

流石に昨日の躾でそれには力がなく、クタリとお腹についていた。

ユウが優しく手で包み、舌を伸ばす。
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