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淫の館
第22章 誇りと咎め

「後ろ向きでこっちに下がって来い。」

一の次さんの膝に椅子に座るように引き寄せられた。

腰を落として気づく、対面に姿見が置かれて私達の胸元から下がそこに映し出されていた。

「タエ、襲名おめでとう。」

一の次さんに後ろから抱き締められ、うなじに口づけられる。
私の匂いを吸い込むように深呼吸しながら、はだけた着物の上から体が撫でられた。

あん…ありがとう…ございます…

お礼を言うと、着物と膝を一緒に掴んで開き、足が一の次さんの脚の外側に落とされた。

グラッとバランスを崩すと、
「俺に寄りかかればいい。」
私の手は開かれた脚の内側に誘導され、一の次さんの太ももに置くようになった。


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