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色絵
第6章 開花

ビーチパラソルのついたキャンプ用のテーブルに絵や道具を置いて、ご自身はびしょ濡れだった。

先生に傘をさす。

「貴女が濡れてしまうから、先に入っていなさい。
あと少しで終わるから…」

先生が描いていたのは芍薬の蕾だった。

「あと少しだから待ちます。」

先生が10分程で仕上げる。

「さて、ならばこの絵を濡らさないように持っていって貰えるかな?」

「はい。」

先生の絵に傘をさすようにして屋敷に入り、アトリエに絵を置いて戻る。

扉を開けると先生がテーブルごと運んでいたので傘もささずに手伝う。

「貴女まで濡れてしまったね。衣装部屋にタオルがあるから、」

先生がタオルを出す。

「先生の方が濡れてます。」

渡されたタオルで先生の髪を拭いた。
すると先生がもう1枚でワタシの髪を拭いた。

先生の肩が震えている。

「冷えたんじゃないですか?」

ワタシは先生に抱きついた。体が冷たくなっていた。

「先生の着替えもここにあるんですか?」

「ああ…」

ワタシは先生の帯をほどき始めた。

「貴女も…」

先生がワタシのスカートを脱がす。
そうして、互いの服を脱がせあった。



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