この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
色絵
第6章 開花

玄関のドアを開けると、アトリエから、

「どうぞ。」

と声がしたので、衣装部屋にいき着物姿になる。

「失礼します。」

毎日のこととなった一連の流れだけど、今日が新たな一歩と気を引き締めた。
カーテンは閉められ、部屋は白一色だ。

「牡丹の2枚目に進むんだね。もう後戻りは出来ないよ。」

「はい。」

ワタシははっきりと答えた。

「今度の牡丹は貴女一人でなく、男の存在つまり僕がいるということがわかる作品にしたいんだ。」

先生が自分を描き足すということだろうか…
具体的なイメージは湧かないが、

「お願いします。」

と答えた。

先生と居る証が残る。それは最も望んでいたことだった。

「では、帯を全て外しなさい。」

柔らかい口調だけど命令形…
まるで、催眠術にかかったかのように頭でなく体が反応する。

ワタシは先生と対面して立ったまま帯を外す。
先生も今までのように、見ないようにするのではなく。

腕組みした片手を肘つきするようにあげ、顎から口にV字にした親指と人差し指を当てていた。

つまり値踏みするときのような仕草でワタシをじっと見た。


/385ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ