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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第4章 父と連れ子だった兄
もし父がいれば…
もし父がいたならば、こんな倫理的にも外れた行為などしてないはず、

今、父は何処で何をしているのだろうか?


もし父が身近にいるのなら、探し出して会ってみたい、

そしてもう2度とこんな馬鹿げた行為が出来ないように、オレは父の下で暮らしたい。

とてもじゃないが、こんな事、軽々しく他人には言えない。


オレがこのタブーを犯しながら考えた事は今すぐにでも母親との関係を断ち切る為に、父を探し出し一緒に暮らしたい。

そうじゃなきゃ、いつまで経ってもズルズルと同じ過ちを繰り返すだけだ。

何度か父親の居場所について聞いてみたが、母親は知らないの一点張りで、それ以上の事は口にしなかった。

では何故、離婚したのか?

元々父親とは子連れ再婚で、父親と前妻との間に5才離れた兄がいたらしい。

だが、連れ子は前妻がコロンビア人でハーフでそれまで母国のコロンビアに住んでいた為か環境にも馴染めず、母親に懐かず、やがてオレが誕生してからはオレの事で手一杯で、兄の面倒まで見る余裕は無かったらしい。

懐か無い連れ子と、実子のオレ。

どちらを選ぶか。と言えば実子のオレを可愛がる、それは当たり前の事だ。


昼間は誰もおらず、母親一人で兄とオレの面倒を見てきたが、育児疲れとやんちゃ盛りの連れ子の間に挟まれ、まだ20代前半だった母親は育児ノイローゼとなり、幼い兄に暴力を振るうようになった。


その事に気づいた父親は、これ以上兄を母親の下に置くことを危険だと思い、離婚する事になった、それが経緯らしい。


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