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第5章 シーン　5

　大輔はあたしの中に時々浮かび上がるこの感情に気が付いているのだろうか？性器の違いによるセックスの快感の差を気にしてはいたのだけれど、そこから先の複雑な感情には思いいたってはいないみたいだ。このまま風間さんともう会わないのが一番良いような気がするのだけれど、大輔はどう言う結論を出すのだろう？
　もし、風間さんとの関係を続ける様な形になってしまったなら、あたしは自分の気持ちがどう動いていくのか自信がない。そう考える時点ですでにあたしの中で風間さんに対する気持ちが大きくなってきている。そう考えてはっとする。
「俺は里菜を風間に抱かせている間ずっと妄想していた。里菜が風間の男根に口付けをして口に含み、彼に股間を開いてあそこを舐められて感じて来て、あいつの立派なペニスを挿入されてよがり狂っていく様を想像して興奮していた。」
　大輔の言葉にあたしは返事が出来ない。