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第2章 シーン　2

「風間はどうした？」
「今日は早くから用事があると昨日から言っていたから、朝食のトーストとハムエッグ食べたら急いで出発した。」
「どんな様子だった？」
「うーん。最初はおはようと言うのもあたし恥ずかしくて、でも、仕方ないから思い切っておはようって言ったら、風間さんも困った表情でおはようって返してきた。」
「それだけ？」
「昨日すぐ寝れたって聞いたら、酔いもあってすぐに眠りに落ちましたって言っていた。」
「俺たちの声聞こえたりしてなかったかな。」
「寝室は防音もしっかりしてるし、それにすぐに寝たみたいだから平気よ。それより、風間さん態度が凄くぎこちなくて。」
「そりゃあそうだろう。昨日里菜とあんな事になったのだから。」
「コーヒー飲みながらずっと下向いてて、家を出る時いつものようにお世話になりましたって言いながら、メモをあたしに渡してきたの。」