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遠い日の約束。
第7章 囚われた過去
「お腹いっぱいなのに激しい動きは華には無理でしょう?」

私の考えが分かるのかそんな風に言われ、恥ずかしくなって俊樹の胸に顔を埋めた。

「さっきはあんな大胆な行動しておいて、これだけで恥ずかしがるって…華、可愛すぎるよ。」

背中を擦りながら、少し嬉しそうに言葉にする。
言われてみればそうだと思う。
さっきは自分から俊樹のモノを咥えて気持ちよくなってもらった。
なのに、直接的ではない言葉を言われて私は恥ずかしかった。
この矛盾を彼は可愛いという。
それは喜んでいいのだろうか…

「とりあえず、ベッドで横になろう…話はそれからかな?」

その一言で思い出す。
嬉しいことがあると直ぐに忘れてしまう。
思いだしたからには、ゆっくりと横になどなれない。
気になって仕方がない…

「先に…話聞きたい…」

顔を上げて告げた。
見つめた瞳が一瞬揺らいで、ゆっくりと閉じられる。
その行動が私を不安にさせる。
怖い話ではないと言われても、その表情が何を意味するのか不安で仕方がなかった。

「華がそういうのなら、先に話をしようか…」

ゆっくりと瞳を開けて告げた。
だけどふたりの間には沈黙が流れる。
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