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やめて、やめないで(5DOLL三部作目)
第5章 若者
久しぶりに夕方過ぎに帰宅…相変わらず父親は惨めな程、酒に溺れている。
私が小さい頃はこんなじゃなかった。
父親は実家の八百屋を継いだのだが、バブル時期の土地高騰の時に土地を売り払い、大金を手に働かなくなった。
素人もどきの事業に手を出し失敗し、今の生活になった。
父親の人生は終わった。
妻に逃げられ…来年には私にも逃げられる。
彼はどうするのだろう。
知った事じゃない…そう思ってる自分が悲しい。
じゃあ助ける?
助けない…そう思う自分が悲しい。
現実はシビア…全ては変わらない。
部屋の鍵を開け、入り、鍵を閉める。
ここが私の小さなお城…荒野の中の小さなお城。
王子様はミッキーマウスのぬいぐるみ。
お腹にお金が詰まったお人形。
バックから14万取り出し王子様に詰めた。
私が小さい頃はこんなじゃなかった。
父親は実家の八百屋を継いだのだが、バブル時期の土地高騰の時に土地を売り払い、大金を手に働かなくなった。
素人もどきの事業に手を出し失敗し、今の生活になった。
父親の人生は終わった。
妻に逃げられ…来年には私にも逃げられる。
彼はどうするのだろう。
知った事じゃない…そう思ってる自分が悲しい。
じゃあ助ける?
助けない…そう思う自分が悲しい。
現実はシビア…全ては変わらない。
部屋の鍵を開け、入り、鍵を閉める。
ここが私の小さなお城…荒野の中の小さなお城。
王子様はミッキーマウスのぬいぐるみ。
お腹にお金が詰まったお人形。
バックから14万取り出し王子様に詰めた。