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やめて、やめないで(5DOLL三部作目)
第7章 10代の青春
妙子…会った瞬間から喋りだす。

不安を打ち明け、彼…神崎護(カンザキマモル)がいかに格好良いかを話し出す。

この服装で大丈夫か?
自分の心配をさらけ出す。

しまいには気分が悪くなった。とさえ言い出した。

私はただ相づちを打つだけでよかった。

神崎…パパの名字と同じ…一瞬だけど気になったが、妙子ペースの会話ですぐに消えた。

ライブ…単独ライブではなく、アマチュアバンドが数組集まって順番に演奏。

神崎のいるバンド…ウルフは最後だった。
キャパ150人が入る店に100人位の客。

マイクを握る神崎は確かに格好良かった。
雰囲気と奇抜な髪と服装のせいもある。

コピーバンドじゃないので、気合いの入っているバンドかもしれない。

妙子は食い入るように神崎を見つめている。
器用に写メを撮り続けている。

私は足が疲れただけだった。
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