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やめて、やめないで(5DOLL三部作目)
第9章 お金
歩き方がぎこちない…今の私はおかしい。
パンツが濡れて気持ち悪い…着替えたい…でもどうせまた濡れる。
他人と目を合わせないように、うつむきながら…とにかく家へ。
電車に乗り込み、隅に座る…横から声がかかる。
横を見ると妙子の彼氏…神崎…確か…護(マモル)が座ってた。
最悪だわ…今の私は普通じゃない…全く気づかなかった。
気まずい雰囲気…先に話し出したのは神崎。
[久しぶりだね。…妙子から聞かなかった?近藤と連絡したい。って]
神崎は私が隣に座った事に戸惑いながらも言った。
私…[妙子と付き合ってるのに、何で私に用があるのよ]
[付き合ってないよ。妙子がそれでもいいから…って言うから…]
バツが悪そうに言う。
私…[好きでもないのに抱いたわけね]
わざとため息を一つはいて答えた。
[…だって仕方ないだろ。酔ってたし。飲まされたんだ]
神崎は言い訳を口にする。それが嘘だとは思わない…妙子ならやりかねない。
私の降りる駅まであと20分…沈黙が続いた。
私が降りようと席を立とうとした時、神崎が声をかけた。
[俺も降りていいかな…]
私は返事しなかった…NOともYESとも。
神崎は後ろからついて来た。
なぜ断らなかった?
パンツが濡れて気持ち悪い…着替えたい…でもどうせまた濡れる。
他人と目を合わせないように、うつむきながら…とにかく家へ。
電車に乗り込み、隅に座る…横から声がかかる。
横を見ると妙子の彼氏…神崎…確か…護(マモル)が座ってた。
最悪だわ…今の私は普通じゃない…全く気づかなかった。
気まずい雰囲気…先に話し出したのは神崎。
[久しぶりだね。…妙子から聞かなかった?近藤と連絡したい。って]
神崎は私が隣に座った事に戸惑いながらも言った。
私…[妙子と付き合ってるのに、何で私に用があるのよ]
[付き合ってないよ。妙子がそれでもいいから…って言うから…]
バツが悪そうに言う。
私…[好きでもないのに抱いたわけね]
わざとため息を一つはいて答えた。
[…だって仕方ないだろ。酔ってたし。飲まされたんだ]
神崎は言い訳を口にする。それが嘘だとは思わない…妙子ならやりかねない。
私の降りる駅まであと20分…沈黙が続いた。
私が降りようと席を立とうとした時、神崎が声をかけた。
[俺も降りていいかな…]
私は返事しなかった…NOともYESとも。
神崎は後ろからついて来た。
なぜ断らなかった?