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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第10章 初月の夜も貴方と
逞しい男の腕に抱き上げられ、寝室に運ばれた。
広いダブルベッドにそっと宝物のように置かれる。
しかし紳士的な振る舞いはそこまでだった。
月城は突然態度を豹変させ、暁に荒々しく覆い被さり唇を貪った。
「…んんっ…」
月城の手はひんやりと冷たいのに、その唇と舌は火のように熱く、火傷してしまいそうだ。
「…唇まで冷たい…。こんなに冷えて…私を待たれていたのですか…?」
熱い吐息が耳元を掠める。
「…君のことを考えていて…気にならなかった…」
熱い唇が貌中を這い回る。
「…あ…あ…ん……」
くすぐったさと快感とで身体を捩る暁の髪を優しくかき上げる。
「…私のことを…?」
「…今頃何をしているのかな…とか…今夜から明日までずっと一緒にいられる…て。嬉しくて…寒さなんて感じなかった…」
月城は困ったように溜息を吐いた。
「…貴方は変わらないな…。いつも初々しくて、可愛らしくて…」
…私をいつでも骨抜きにする…。
そう低く囁いて再び暁の顎を捉え、熱く濃厚なくちづけを繰り返した…。


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