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第4章 中学三年生編１【樹里 side】

それに…認めるのは怖いけど、エッチした後は頭がスッキリして勉強がはかどるっていう拓磨の言い分がちょっと分かった気がした。

ヤバいよね、これって…


「わッ」
「きゃッ」


ぼんやり歩いていたら前にいた人の背中にぶつかってしまった。

「あれ、君…」

「あ、この間の！」

「…へえ、幼馴染みが頭いいって本当だったんだね、すごいな」

ぶつかったはずみで落とした再試のテスト用紙を、以前と同じように爽やか君が拾ってくれる。