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アクマと私
第4章 中学三年生編1【樹里 side】
「で、でもホラ私たち受験生だし!落ち着いてからにしない!?」
社交辞令を真に受け、さっそく『いつがいいかな〜』なんて予定をたて出した日野原君に、私はもっともらしい理由をつけて危険日を先伸ばしにすることに成功した。
思い返してみれば、拓磨から身内というか従兄弟の話など一度も聞いたことがないし、おばあちゃんとの関係も初耳だった。
なんとなくだけど、二人を会わせちゃいけないような気がする。
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