この作品は18歳未満閲覧禁止です
アクマと私
第5章 中学三年生編【拓磨 side】
そして思春期になった僕は、いつしか樹里に邪(ヨコシマ)な気持ちを抱くようになっていた。しかし心身共に『お子さま』な樹里に対して本能のまま襲いかかるほど僕はバカでも鬼畜でもない。
せめて中学を卒業するまでは我慢しようと決め、受験を口実に樹里を遠ざけた。
それでも性的な夢や妄想に悩まされたが、僕は受験勉強の合間にこっそり避妊具を購入したり、円満に樹里手に入れるための計画をたてたりして来る(きたる)べき日のために耐えた。