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アクマと私
第2章 小学生編【樹里 side】
拓磨の『ヘコましてやる』という宣言は単なる脅しではなく、1ヶ月も経たないうちに私とクラスメイトの間には微妙な距離ができていた。
ハッキリ嫌われているわけではないけれど、グループを作るときに最後まで声をかけてもらえないとか、そういう些細な出来事が積み重なって、クラスの中でも浮き始めた私はけっこう深刻に落ち込んだ。
私が拓磨に白旗をあげたのは、それから数日後のことだった───…
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