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寝取られ妻 3
第12章 シーン 12
 なんとも意味不明で、肯定とも取れる言い方をしながら、あたしはもっとのめり込んでこいと思った。本当は犯されたい、あなたの硬く猛ったペニスを入れて濡れた女性自身を蹂躙して欲しい。こうしているうちにも脳裏に浅田部長に縛られて犯される自分の姿が浮かんできて、身体が火照って絶頂への期待が大きく育ってきていた。実際は意味のない形だけのルール確認。言葉ではセックスが無いように言いながら、実際はそうではないと互いが認識しているプレイ。これも性の駆け引きのように興奮を高める儀式の様なものだと思った。ここまで来てお互いがセックスを意識しないで終わるはずがないのに、そうは言わない阿吽の呼吸が沈黙の了解としてそこに存在していた。
 ルールの確認が終わると、浅田部長はあたしの事を尋ねて来た。
「詩織君は何故こういう仕事をしているのか聞いても良いかい?」
「うーん、難しい質問ですね。一つはお金だけどもう一つはあたしの趣味かな。」
「趣味?」
「ええ、あたし縛られて犯されると興奮するんです。」
「ほんとに?」
「ええ。」
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