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第13章 シーン　13

「うん。でもアナルの準備は？」
「ちゃんと洗腸してローション入れてある。」
「随分手回しがいいな。」
「あたし、帰って来る時大輔さんのことばっかり考えて来たんだよ。」
「縄は解いた方が動きやすくはないか？」
「出来るだけ同じの方が良いと思う。条件を同じにして置いた方が再現できるんじゃないかと思う。」
「なるほど。」
　大輔はあたしを抱き寄せて唇を求めた。柔らかな感触のキスがあたしの感性を溶かしていく。テレビの画面の中ではあたしの狂乱したオルガスムスの状態が続いていた。あの感覚は再現できるのだろうか、あたしの中で期待が大きく膨らんでいく。あの感覚がまた味わえるかも知れない、そう考えるだけで急速に下半身が熱くなってくる。
「濡れ方がひどくなってきた。」
「ああん、だって。」