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寝取られ妻 3
第13章 シーン 13
「やだ、もう言わないで。」
「あれがまた経験できるんだぞ。」
 確かに大輔の言うとおりだ。寝たふりをしている大輔のすぐ傍での風間さんとのセックスは甘美な背徳の麻薬だった。夫の親友との不倫、大輔から頼まれ仕組んだ安全な背徳に異常な程の昂ぶりを覚え、その後の大輔との交合も含めて尋常ではないほどの快感を味わってしまった。もう後戻りできないと自分で思ったのはこの背徳の行為を知ってしまったからなのかもしれない。あれがまた再現できる、そう言い放つ大輔の言葉に反感を覚えない訳ではないけれど、その感情よりも肉の欲望の方がはるかに勝っていた。
「でも、そう上手くは行かないと思うよ。第一浅田部長にだってプライドがあるだろうし、もし詩織があたしだって分かったらその段階で全てを御破算にする可能性だってあるでしょ。」
「そうはならないさ。まあ絶対とは言わないが、十中八九はこちらの思うとおりに進むと考えて差し支えない。」
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