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第14章 シーン　14

「あ、いえいえそんなことないです。ただ、いつも知っている河井、いや里菜君とは違う面を知ってちょっと戸惑っただけです。」
「そうですか。普段仕事に行くときは化粧もせずに行きますからね。本当はきちんと化粧をして、フルメイクすると別人のように綺麗で魅力的になるんですよ。」
「そうなんでしょねえ」。」
「いまよりもっと美人に変身した里菜を見て見ます？」
「そうですね、あ、面倒なら又の機会でも…」
「里菜、時間かかるか？」
「いいえ、大丈夫ですよ。」
「じゃあ頼むよ。」
「了解、部長びっくりしないでね。」
　そう言うとあたしはまず黒髪のウィッグを外してその下の染めている金髪を露わにした
「！？」
「実はあたし普段はウィッグを付けているの。家に居る時はずっと金髪なの。」
「髪の色は金髪が私の好みなので里菜に無理言って染めて金髪にしてもらってます。」
「ちょっとだけ化粧してくるので待っててね。」
　そう言うとあたしはバスルームの手前のドレッシングルームに入った。