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第14章 シーン　14

　大輔は小皿を一枚と卵を取りだした。
「ゲームのルールは簡単です。この皿の上で卵を廻します。卵の殻にマジックで矢印が書いてありますが、この矢印が止まったエリアの人が当たりです。エリアはあらかじめ皿の上に領域を決めておきます。私と詩織、浅田部長の三人ですが判断に迷う場合優先順位で決めます。第一位が詩織、第二位が浅田部長、最後が私です。領域エリアは小皿の下に紙に敷いてその紙に記します。
　当たった人はグラスのワインを飲み干すか残った二名のどちらか相手にして残った人を楽しませるようなちょっとエッチな罰ゲームをしてもらいます。但しこれには条件が付いてます。指名された相手は拒否権がありません。それと罰ゲームはその前よりも過激な行為でなくてはいけません。その判定は残された一人が行い、より過激でないと判断されるとまた別なことをしなければなりません。まあ、頭で考えるより、実際にやってみた方が分かりやすいのではじめて見ましょう。何か質問はありますか？…なければ開始です。」
そう言って大輔が取りだした小皿の下に敷く紙を取り出すとはその八割が詩織で残りの僅かな領域の半分ずつに部長と大輔の名前が書かれていた。