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第3章 シーン　3

　あたしも負けてはいられない。
「美奈も凄いのよ、おっぱいはあたしより大きいと思う。」
「うーん、こうやって見ると甲乙つけがたいな。こりゃあ引きわけだな。」
既に酒が入っていたせいか座がどんどん盛り上がっていく。
「二人ともモデルみたいなスタイルだよね。彼氏はいるの？」
　西塔さんがそれとなく探りを入れてくる。
「あたしは空き家だけど、詩織はどうかなあ、多分入居者募集中だと思うけど。」
「じゃあ、俺にもチャンスあるかなあ。」
「それ西塔さん真面目に結婚考えている？単なる遊びで済まそうとしていない？」
「いやそれはさ、付き合ってみてから考えるとかさ。」
「男ってそうやって乗り逃げするの大好きでしょ？」