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 奴隷メイドオークション ~正しいメイドの育て方~
第20章  目覚め

「ヤぁっ……。んっ……」
「美桜っ、おいでっ……」
「はぁっ……」
 もっと快感が欲しい。一度知ってしまった私の体は、あんなに恐怖だった男性器を求めてしまう。もっともっと、気持ち悦くなりたい。
「美桜、載って……」
 ベッドに仰向けになったご主人様が、私の手を引く。
 初めてで戸惑いはあったけど、促されるままゆっくり腰に跨ると、男性器がアソコに触れた。
「んっ……」
 それだけで体が震える。早く中に欲しい。
 男性器で中を広げられ、擦られたいと思ってしまう。
 バックから挿入したのはご主人様だけど、挿れられると、私も腰を振っていた。
 でも今度は、自分で挿れなくちゃいけない。
「騎乗位って言うんだよ。そのまま、座るようにして……」
 男性器を掴んでゆっくり腰を降ろすと、その衝撃に背中を反った。
「ああっ!」
 男性器が入ってくると、頭を過ったのは他のメイドのこと。大広間でのセックスは、この体位が多い。
 食事中のご主人様に載って、腰を振っているのを何度も見た。
 きっとみんな、我慢してセックスしているわけじゃない。後で疲れたり、ザーメンが流れ出る違和感はあっても、こんなに気持ち悦いなら嫌じゃないはず。
 気持ち悦い事が仕事で、他に大してする事もない。異様だと思っていた世界は、実は良い世界だった。
「美桜、上下に動いて……」
 膝を着いて抜き挿しすると、さっきとは当たる場所が違う。
 昨夜までとは違って、そんな事も考えられるようになっていた。
 クチュクチュという音がいやらしさを増す。
「はあっ、あんっ」
 乳首への刺激もあって、私は喘ぎが止められない。
 ご主人様の男性器を求めて動きながら、全身を見られている。凄く淫らな格好。
「んんっ、あっ」
 乳房が大きく揺れるから、ご主人様は乳首を摘まんでいるだけ。それだけでも、グリグリと刺激されているよう。
「あっ、ああっ」
 ウエストを持ったご主人様にも突き上げられ、膝がガクガクと震えた。
 中の気持ち悦さは、まだどの体位が悦いのかまでは解らない。
 今はまだ、どこを擦られても気持ち悦いだけ。
「ああっ、ヤぁっ、んんっ」
 激しい刺激に、まだセックスに慣れない私はもう限界が近付いてくる。

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