この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隠密の華
第10章 九

しかし――

「……分かった。胡蝶の安全を考えよう。アイツを胡蝶の護衛にする」

白夜はそう話すと、私を自信の方へ引き寄せる。そしてすっぽりと両腕で体を包み込み、いとおしそうに私を見た。

「分かっているな?アイツに心変わりすれば、どうなるか」

「まさか、心変わりなんて……!」

「アイツだけじゃない。俺以外の男は、好きになるな。俺達の結婚は戦を終わらせる為だが、俺は本気でお前を愛している。胡蝶、それはお前も一緒だな?」

「勿論……私も白夜が……」

余裕そうな笑みを浮かべられると、緊張して上手く話すことが出来ない。胡蝶は凄い。子供の頃とはいえ、こんな男を愛したのだから。

「では、誓え」

「誓う……?とは?」

「今ここで、誓いの口付けを」

「えっ?設樂様がいる前で!?」

突拍子もない事を言ってくる白夜に、私は唖然とした。

/247ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ