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隠密の華
第11章 十

この気持ちだけは、永遠に桐のものだ。

「……逃げねぇってことか?」

「すまない。私は国を捨てられない……」

「隠密だからな」

俯く私に、桐の笑う声が聞こえてくる。


仕方ない。その言葉では済ませれないだろうが、これは白夜を騙し続けたことへの罰なのかもしれない。

桐と想い合いながら側にいるなど、神が許してはくれない。

「逃げなかったこと、後悔すんなよ」

そのまままた唇へ襲ってくる口付けに、私は胸を締め付けながら目を閉じた。
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