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隠密の華
第14章 十三

そしてそのまま私へ背を向け、再び窓の外へ視線を向けた。


「白夜……私は本当に貴方を……」


もうこれ以上言っても、きっともう白夜はこちらを振り向いてはくれない。

白夜の背中がそれを訴えてくる。


「っ……」


私は無言で深く頭を下げると、そのまま扉へ向かって歩き出し、静かに部屋を出た。

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