この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隠密の華
第5章 四

……さっき紫水が私の事を胡蝶に似ていると言っていた。だから白夜も私を胡蝶と間違えているのだろう。何処まで騙せるか分からないが、胡蝶のふりをしておけば白夜に近付ける。

「それにしても、何だ?その姿は?」

「……これは。実は……この男に襲われたの!」

抱き締められたまま白夜から尋ねられると、私は桐をビシッと指差した。

「……は。はぁぁぁ!?お前!何言ってんだ!」

途端、桐が信じられなさそうに声を上げたが、冷たく目をそらす。

「コイツが……?胡蝶、何かされたのか?」

「胸を触られて、口付けられそうになったの……」

「何だと……!安心しろ、胡蝶。コイツは城に捕らえる」

……よし、作戦成功。

白夜の怒った言葉を聞きながら、泣くふりをしつつ内心微笑んだ。


/247ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ