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第1章 1～25

[13][セックス]

男は刺激されれば立つ。
女は刺激されれば濡れる。
イヤだろうがなんだろうが、肉体は精神に支配されない。

キスは愛の証…いつの時代だ？
セックスは愛しあう証…嘘だった。

セックスは自分が気持ち良くなりたい為だけの行為。

▽セフレとのセックス…疲労だけの快楽のないセックス…俺はイク気配すらない。

女は気付く。
[調子悪いの？]
喘ぎながら尋ねる。
[体の調子が悪いんだ]
[そう…]
と言いながら女は目をつぶる…相手が調子悪かろうが優先するのは自分の欲求解消。

俺はマコトを思い浮かべた…マコトの顔…口紅を塗ったかのように赤い唇…胸元から除いた白い肌…華奢な体…。

俺は思い切り腰をぶつけまくった。
女はひときわ大きい声をあげ、のけぞった。

俺も果てた…マコトを思い浮かべ…果てた…。

泣きたくなった…。