パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第6章 126～150

[理解不能]
愛は考えるモノじゃない…心で感じるモノなのだ。
よく聞く言葉…いい加減で適当にしか聞こえない。

▽シャワーを浴びる…エイコの言葉が頭を占める。

[愛って何？]

マコトを愛してる…と思ってた。
嫌われたくなかったからワザと嫌われた。
嫌われた時のイヤで悲しい気持ちを味わいたくなかったから。

トオル…同じ思考、同じ目線をしている。
でも体は交じりたくない…男だから。
一つの体に俺とトオルが存在してたら最高だと思う。

エイコ…健気(けなげ)な姿に感動すら覚える。
だが女の体には興奮しない。
愛があるなら興奮するだろうか？

俺もそうだが、エイコも言葉だけじゃ信じきれない。
性行為は当然信じられない。
キスなんて論外。金も。
労力…アッシー君や貢(ミツグ)君を抱えてるエイコにとってはそれら全ては、愛の意味を持たない。

誰かを愛したい気持ちはある。
誰かに愛されたい気持ちもある。

信じたい気持ちよりも
[信じられない現実]
が邪魔をする。

現実はいつだってシビア…。