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第7章 150～175

[思惑]
人は人と利用する…そして利用される。
愛は円満に人を利用する為の潤滑油。

▽帰宅中にトオルから電話…隣にオレンジがいたんじゃ電話しづらい…出ない。

コンビニに寄り、オレンジを買い物に行かした。
俺は車の中で折り返し電話する。

[オレンジはどうよ？もうエッチしたか？]
トオルの第一発声。

[まだ…やっぱ女じゃ興奮しない。俺は真性なゲイだな。ちょっとショックだよ]

[もったいね～！17歳だぞ！17！オレンジはユダに気があるのに]
笑いながらトオルは話を続けた。
[まぁ、お前と俺とオレンジで、や(ｾｯｸｽ)ろうぜ]

相変わらずノリが軽い。
[忘れんなよ！オレンジはあくまでも楽しむ為のツール(道具)だからな。情は挟むなよ。

キャッチ入ったから切るぞ]
一方的に言われて切られた。

…そう、トオルにとってオレンジは、俺とエッチする為の手段…道具。

俺にとってオレンジの存在は何？

オレンジはコンビニの雑誌コーナーで、誰かと電話をしている。

目があう…オレンジは俺の視線に気づくと笑って手を振った。