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第3章 51～75

[駆け引き]
恋はゲーム…つまらなくなった時がゴール。

▽水割りをもうお代わりした後、[俺がなんでお前に声かけたか分かる？]
トオルはもう一度質問した…声が大きい。

泥酔ではないが酔ってる…俺よりか酔ってる。

俺はトオルを焦らしたりとか駆け引きしようと思ったが、もどかしかった。

つまり俺も酔ってる。ストレートに投げ返した。
[幸せの住民になりたいんだろ？それができなきゃ、壊したいんだろ？他人の幸せを]

[ザッツライト]
トオル…ひねた笑い顔を作りながら、おちゃらけた返事。

まだ本気…本音を出してない。

俺はトオルに興味ある…好きとか嫌いかとかの問題ではない。

自分が安心したい為。

俺だけが変じゃない…って安堵したい為。

ただそれだけ…。