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ジャンクフードでできている
第13章 ろくしたん
いろいろとしたいことや
やらなければならないこと
があるのに
僕は突然の虚無感におちいった

何に手をつけても
すべてに
意味を探してしまう
そして、無意味であることに気付いてしまう

たぶん、心が死んでしまったのだろう

身体が止まる死もあれば
心が働きをやめてしまう死もあるのだ

これが一時的な冬眠のような状態であるなら
それでよいのだが

冷たくなってきた風の中
二人乗りでやってきた
図書館で君を見ながら思う
前屈みになって、棚に向かうその姿が好きだ
髪をかきあげて、背表紙を読む横顔が好きだ
君の温もりや、君の存在が好きだ

僕の心は死んでしまって
死んでしまったはずなのに
どうして涙が出るんだろう

君がいればいいよ
君がいればいい
君がそこに
君がそばに

世界ってなんて狭くって広いんだろう
この青臭さに溺れていたいよ
君と一緒にいたいよ
離れずにいたいよ
いつまでも

僕の心は死んでしまって
死んでしまったはずなのに
どうして涙が出るんだろう

君がいればいいよ
君がいればいい
君がそこに
君がそばに


「愛におちた日」








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