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第2章 ぐらさん

お腹が減って、眠たい

夜勤あけはつらい

家に帰れば、ご飯を食べて、お風呂に入って寝られる

だけど

なんとなく、帰れない

なにかが欲しくて

なにか物足りなくて

僕は帰れず、道の途中

なにかを期待して

車からおりる

見上げても

なにも起こりやしないのに

わかっているのに

道の途中で

あくびをする

たとえば

なんだか不思議なことが起きたらいいのにな