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溺れる金魚
第32章  ある日の佐野の妄想……3
『イヤっ崇志さん?崇志さんなんでしょ?意地悪しないで?お願い、返事して』



その声を合図に玩具を挿入してやろう。

ローターか、バイブ……どちらが良いか。



『崇志さん……崇志さん、イヤっ、こんなのやなの、怖いから……お願い、本当に……アイマスクだけでも取って!お願い、だからぁ』



ああ、今にも泣きだしそうなその声。

堪らない。



今この乳首を弄ぶ指や舌が俺とは違うかもしれないという疑惑の中で感じれば良い。



違う男に弄ばれながら感じる自分を恥じらいながらも躰は抗えない。



『崇志さん……んっやっ、は……んっんっんっ……んっ』


その声を必死に我慢する様。
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