この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
**情画**
第7章 曙


「食事が終わったら、お子さんの絵を見ましょうよ。」

沙絵さんが筒をサイドボードに置いていた。

「お子さんの絵?」

「私達に見せたいんですって。」

「いずみ、どうかしたんですか?」

ワタシは学校での出来事を話した。


「『みんな違うのにみんな同じ絵なんだ。変だよね?』って言うんです。
だから、先生から教わったように鉢を回したり、色んな場所から見ることを教えて描いたのがこの絵なんです。」

「へぇ…面白いじゃない。
芸術家なんて言うけどね。
お父様も私も絵や写真が好きなだけよ。

お父様は口下手の都合にかこつけて、いずみさんを口説いたり、邪推なところがあるけどね。」

「いや、口説く為に絵を使った訳ではないよ。」

「そうかしら?」

「あ…あの、沙絵さん記念に絵を描いてもらってたんですよね。
お誕生日の…」

「記念みたいなものってことよ。誕生日のではないわ。
誕生日なんて好きじゃないもの。」

「自分の誕生日好きじゃないんですか?まだ歳を取るのを気にする年齢じゃないのに?」

ワタシは全く気づいてなかった。

沙絵さんの表情が曇り、先生も俯いた。



/233ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ