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第21章 三上夫人・亜希子さんと

家を出て３００ｍほど離れた所を
駅へ向かって歩いていると
三上氏が車で迎えに来てくれました。

助手席には亜希子さんが乗っていました。

この時、私は亜希子さんとは初対面です。

もっとも映像では何度も見ているので
私は初対面と思えなかったのですが
初対面である事を演じました。

車に乗り込むと、三上氏が
「今日はご無理を言ってすみませんでした」

私「いえいえ、こちらこそ、こんな私で
宜しいのでしょうか」

亜希子「初めまして、助手席から
失礼しますが三上の妻の亜希子です」

私「初めまして相田です。
本日は宜しくお願いします」

なんだか堅い雰囲気でした。

無理もありません。

これから起きる背徳的な行為に
お互いに緊張し無いわけがありません。