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第21章 三上夫人・亜希子さんと

亜「う、ぅぅぅぅ、・・・。」

突然、亜希子さんが泣き出しました。

私「どうされましたか？」

亜「はい、羨ましいのです。
あなたの前の奥様の事が･･･。」

私「でも、あなたも今、
三上さんを愛し、三上さんの愛を受け、
幸せではないのですか？」

亜「はい、とても幸せです」

私「人生にはタイミングがあります。
今のあなたは私の前妻と同じ事が出来る
立場ではないし、その逆も然りです。
神様から与えられた場所で
精一杯、生きる事です。
あなたが充実しているのなら、
それがあなたに合った一番幸せな事です」